ユニコーン

夢を望むことも背伸びを続けることも
辞めてしまった等身大の日常に何があるのか
何もなかった毎日をむしろ愛おしく思い出す
捨てられないもの抱えても掌は乾いてる


絡まる足でも前へ転べ
その傷が今日を振り返る理由になるだろう


鋭く尖ってる想いは今でも空を見上げてる
履き替えなかった靴でまだまだ走れるかな
終わらない地平線の彼方まで


群れをはぐれて気付いた僕だけが幻獣の類かい
実在しない自分をいつの日にも夢見てたけど
油まみれの現実の中で個人的な神話に
救われ続けてたんだ勘違いでも間違いじゃない


幻の鬣や尻尾を揺らす
柔らかな風を僕だけが感じて歩みだす


ずっと貫いた想いはまだこの先目指してる
細く長くなって情けない姿でも
この線は途切れない


鋭く尖ってる想いは今でも空を見上げてる
履き替えなかった靴でまだまだ走れるだろう
終わらない地平線の彼方まで