冬の星

悲しみで価値が決まる硬貨で未来を買う
どこまでも美しく一人きりの明日を
ベタついた夏が終わり乾いてる季節が来る
勘違いでも空気が繊細に思えた


君は今どうしているかな
便りは途切れて
妄想だけでいつまでも喋ってる


僕だけを救う歌詞も君の為だけの歌も
この星を描いてるコンパスに弾かれ


ずっと前に感じた熱で
夜を延びてきたけど


一人より独りみたいだな
寂しくなかったはずなのに
雑踏の銀河で立ち止まってる


どこまでも行けるはずのどこにも行けない映画
わかったようなふりして燃え尽きていくだけ


空の片隅で