はかない闇の心に そっと火をつける

スピッツ, ほうき星

インディゴ地平線

インディゴ地平線

今、この部屋にCDアルバムは2000枚以上あって
実家にも同じくらい置いてきてると思うのだけど
これだけそこそこの枚数になっても
全てのCD一枚一枚をいつどこで買ったのか
全部言える自信がある


新しい音楽に触れる前の
どこかに行けるんじゃないかって高鳴りは
どれもそれほどのものだった


このCDは中学一年生の正月に
母方の祖母にデパートで買ってもらった一枚



当時はCD自体、数枚しか持ってなかったので
好き好んでても否応なしにでも
限られた数枚を限りなく聴き続けたんだけど・・・
そんな作品でも今聴くと違って聴こえる不思議
それが深みなのか方向なのか


この曲なんてサイケだなーと
メジャーでミリオンセラーのど真ん中で
こんな持ち味をさりげなく込められるセンスって
スピッツだからこそだったんだろう



「あなたの隠れた性癖は知ってるわ♡」みたいな
悪女な愛人の次元に辿りついた心地で
サイケな夜にトリップしているおれ