一作

鬼頭莫宏, ぼくらの

リアルタイムで読み続けてた漫画が終わるってのは
蒼天航路の時以来だろうか
不思議な気持ちで迎えるものだね


死を生きる命の問いかけ
一貫して貫かれてきた全ての物語のラストは
壮絶で冷徹で孤独なものだった


全てを総括しているような引き継ぎ戦のコエムシの言葉も
単なる納得でしかなく
各々滲んでいた感情こそが
死と言う戦いであり生きるという物語だったんだなと



命の単純さ、単純が描く生の饒舌が
悲しさも残酷も優しさも語り尽す一作


鬼頭先生お疲れ様でした