紅梅

紅梅

紅梅

例え身近な誰かが亡くなったりして死が生々しいものになっても
生死の何かを解れるわけじゃない。
命を明確な概念として捉えられるわけじゃない。



治療、副作用、延命・・・苦しみと尊厳
むしろ迷い、当人の数だけ答えがあるように思う。
結論はいつの日かの死しかなくても。


それに向き合い、立会う人にもまた
数え切れない問いと悔いを遺しながら。



おくこさんから借りた一作。


筆者の夫の闘病が基になったそれこそ徹底的に生々しい作品。
生きることに、死ぬことに何を思うのか。