とるにたらないものもの

とるにたらないものもの

とるにたらないものもの

見つける為に探すのか、感じるために思うのか。



日常の端々を捉えて書くエッセイを開く度々に構えてしまう。
でも、それを丸ごと吞み込んで
見つける為に探しても感じるために思っても・・・探さなくて見つけても思っていなくても感じても
作品にする、成り立たせてしまうものがエッセイなのだと
「決定的」な度々に思い知らされる。



ナオコーラ先生や谷川先生のエッセイような
日常を超越するやら抉るやらの思想ワールドではないけれど
日々、接する何でもない物体、言語を取り上げて
日常でこそ書ける言葉と浪漫で連ねたこの作品は
僕らにちゃんとした発見と意識を与えてくれる。



うわあ、このくらいのこと書いて暮らしたいなあ
・・・それが出来ない最高峰のエブリデイ。



全てが「決定的」な何もかも。