にょっ記

穂村弘, にょっ記

にょっ記 (文春文庫)

にょっ記 (文春文庫)

歌人、穂村先生の日記・・・というより雑記
日常生活で感じた違和感や気になった他人の言葉
何とも言えない冗談や下ネタ
自分との問答がとりとめもなく書き綴られてる


エッセイではどんな些細な話題でも大げさなことでも
最後にはある種の結論やオチがあり
作品として纏まってるんだけど
この「にょっ記」ではほとんどが拾いっぱなしの投げっぱなしで
結論しかなかったりオチしかなかったりする


くだらないことが哲学的だったり
深いことが捉えようによってはくだらなかったりで笑える


健康診断の待ち時間にずっと読んでたんだけど
何度も何度も吹き出してマズかった
人生で一番笑えた本かもしれない



穂村先生の作品を読むと
自分ってつくづく穂村フォロワーだなと思う
衛星航路もかなり影響大きい