AKB48 衣装図鑑 放課後のクローゼット ~あの頃、彼女がいたら~ (TJMOOK)
- 作者: 秋元康,オサレカンパニー
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: 大型本
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「こんなチャッチイものでも誰かの仕事によって作られてるんだな
誰かがデザインして誰かが組み立てて・・・世界マジ立体的」
のようなことをモヤモヤ考えていたことを覚えている。
僕がチャッチイと思っていただけで
本当は誰かの真摯なイメージの産物だったのかもしれない。
誇りをもった仕事の結晶だったのかもしれない。
或いはヤ○ザが何かしらの圧力で生み出した粗悪品か。
世間には、同じような衣装を着て
同じような笑顔で纏め売りされてる粗悪品と思われている
48Gの歴代の衣装を片っ端から集めて収めて掘り下げた一冊。
本当に人気もお金もなくて、全員が統一な衣装で
そこで工夫と無理によって何とか作り上げてきた時代と
メンバーの衣装を一人ひとりバラバラにデザイン出来る程になった国民的アイドルな現在との、イメージの再現への熱量が全く変わっていなくて
そりゃブラック企業と呼ばれるわ・・・と思った。作業量!作業量!!
塗りつぶされるほどの徹底もまたブラックに成り得る。
立体的な世界の縦幅マジ半端ない。
9割が衣装の写真と説明文に占められており
「さくらたんかわいいなあ」みたいな気持ちで購入すると困ったことになる。
さくらたんは286ページ中5ページしか載ってない。
ファンアイテムでもないしコレクターズアイテムにも成り得ないだろう。
この文化の一つの正体知りたい人だけが手に取るべき一冊。感動します。