巡礼

いつか誰かと共にした大切な時間は
失われた時に喪失としてまた
その誰かと共有していくことになるのか。


離散したかつての仲良しグループの今を繋ぐ
大人になったという痛みの一作。


春樹先生の作品としては「国境の〜」に近い印象。



誰もの人生がそこまでシリアスじゃなくても
人は生きるほどに自身に入り組んでいく。