アウトキャストパレード

救いの必要のない時代の
救世主みたいな居心地の悪さが
僕らの中の焦りに変わる  
役割だらけのクラクションに責められ


どこへ行くんだ風任せの
使命がずっと何も選べないまま
ぶら下がってる君の中の
どこへでも行ける無重力


空っぽの掌と詰め込み過ぎた心で
アンバランスの先に倒れ込めばいい


世界の果ての
誰もが知らない僕らだけの中心で
潰れた靴で踵を鳴らそうズレてるリズムで
小さなパレードで


時代遅れの流行りものを
集めて作った過去形の光で
未来さえ追い越して
どこまでも行こうジェットの限り


諦めた夢じゃなく微かに残る希望で
僕たちの今はまだ温かい


時計仕掛けの
街から外れた歯車みたいに踊ろう
転がる先がどこであろうともそこが僕たちの
小さなパレードさ