誠を求めて

11月22日、関東の近藤局長のゆかりの地を巡ってきました



天然理心流道場跡



これは思いっ切り民家の入口に立っていて
眺めていたら中から普通に中学生くらいの男の子が出てきて
普通に自転車に跨りだして驚いた
ご子孫の方だろうか・・・
きっと自分たちのような来訪客に日々遭遇して大変だろうな


「あなたに受け継がれ、流れている血の熱さは知ってるつもりです」
と思いつつ振り返り
魂の請負人は立ち去るのだった



近藤家跡



これも街道の道沿いにいきなり立っていてびっくりする
ここらで暮らす人たちからすれば、完全なる日常風景なんだろう


でも、新選組は元々は完全なる日常を生きる人々だったこと
信念だけを理由に表舞台に飛び出し、戦い続けて名を残した
歴史の中でもちょっと特殊な存在だったわけだから
本当の始まりは、それこそこんな場所
正にここからだったのだとなとしみじみと



龍源寺




近藤勇



近藤勇墓所




近藤勇が葬られた龍源寺、そこにある近藤勇像と墓所
人生を懸け戦い続けた近藤局長の体と魂が還ってきた場所


近藤局長像は堂々としたものだったが
お墓は共同墓地の正に一角にある
その中で綺麗に掃き清められ、花も生けられてる様に
この地で愛され続けてることを感じる




いろんな場所を歩み、様々なものを目にして
同行者はテンションが上がっていたが
自分には史跡巡りは精神的にかなり重い体験だった



ここには過去も、過去にとっての未来も存在する
未来を知らない過去の想いも
戦い抜いた果ての未来の姿も存在する



近藤勇」が歴史上の群像ではなく
一つの人生を生きた人間として感じられていくほどに
何を思っていいのかわからなくて
ただ黙って手を合わせるばかりだった