完全教祖マニュアル

架神恭介, 辰巳一世, 完全教祖マニュアル

崇高な意志を抱いたり、何かに目覚めて宗教を立ち上げようとする人は
まあまず手に取らないって前提で作られているんだろうが。

様々な宗教の成り立ちや発展の歴史などの情報量には圧倒されるが
台所事情や教祖の素の人間性なども併せて
ある種の宗教パロディーとして書かれていてとても笑った。

おくこさんに借りた一冊。

人の為す事ってどれだけ正しいことでも美しいものでも
どこかしら滑稽な部分って必ず残る。

僕は「地元だけでは敬われない」と語るイエス様とか
逆に愛おしいなあと思ってしまうんだが・・・