天丼なき世界

先日、職場のイワイシちゃんがこんな話をしてくれた


「こないだ友達と話しててふと好きな食べ物の話になったんですよ!
その時誰かが『天丼』って言ったんですけど、その瞬間一人の子が
『え?天丼って何??』って言い出したんですよ!
衝撃じゃないですか?
『天ぷらを乗せてタレをかけて・・・』って言ったら
『え?タレをかけるの?!』って驚いてるんですよ!」



大抵の他人がビックリした話って大したことないというか
笑い話程度で、こちらまでビックリすることってあまりないのだけど
これは本当にビックリした
「衝撃じゃないですか?」なんて他人に言われて
素直に衝撃だと思える日が来るとは・・・


普通の家庭で育ったようなごく普通の女子大生らしいんだけど
今までの人生でどうやって天丼を回避してきたんだろうか?


それが芸能人やスポーツ選手の名前とか、マニアックな食べ物の存在ならまだわかる
意図的な「知らなくてもいいや」でわりと世の中の大半は切り捨てられる
でも、あらゆる街に、天丼に特化して独立したてんやが立ち並び
テレビをつければアンパンマンで天丼マンが歌うような
この和食の国で天丼を20年近くも回避し続けるのは至難のワザ過ぎる


これが偶然だとするなら怖くて仕方ないわな
自分もこの天丼レベルの何かを
たまたま知らずに生きてるのかもしれない



もっと目をこらしたほうがいい
僕らの世界は決定的に一部欠けてる可能性がある・・・!