冬の後の春のように

一千一秒スタジオでした


自分の事情で今年に入ってからなかなか予定が組めなかったので
ちょっと久しぶりの集まりになったけど
ブランクで噛み合いやバランスのズレなどがあっても
その場の話し一つですぐに整ってしまったり
演奏中に音をいじりながら均していってしまう


それは個々の力は言うまでもがな
バンドとしての空気感で成せるわざ


信頼を裏付けられるだけの時間を一緒に演れなくても
充分に信じられるだけ、互いの向こうに音楽が見える
過ごしてきただろう日々を感じますからね



前にメンバーのゆかりさんが
このバンドはコトコト煮込んでるスープと書いてたけど
正にその通りだなと


瞬発力は出ないし、大味なことも出来ないけど
過ぎていく時間の全部を鍋に加えて
煮込み続けながら完成を想像する・・・望みを夢見る
今という調理工程なんだなと思ったりする



「完成」がどんなものなのか、多分僕たちもわかってないけど(笑)
今年は例えそれが試食みたいな形でも
誰かに味わってもらえたらなと考えています