この夜のすべて

さよならポニーテール, この夜のすべて

なんだかキミが恋しくて(初回生産限定盤)

なんだかキミが恋しくて(初回生産限定盤)

前々からここでは何度も取り上げてるけど
さよならポニーテールが好きだ
単純に今、この瞬間に発生する「好き」の瞬発力だったら
この世で一番とさえ言える



メンバーがヴォーカル3人を含めた12人
メンバーのビジュアルは全て絵で表現されていて
リリースイベントには本人不在で他のバンドが登場するとか
もう新しいオルタナ一直線過ぎてアレだ


昨今のギャルバンとかアニメを基にしたバンドサウンドに見られるように
「女の子でもバンドは演れるよ♪」みたいなノリとは一線を画して
「本当のポップとは何たるかを教えてやる」くらいに
徹底的に突き詰められたアンサンブルが特徴


ファンキーでジャージーでスウィングして、モータウンサウンドを齧り
AOR調でアコースティカリーで・・・
その上でポップを演ってる
パレットいっぱいに色を広げて背景を丁寧に描いてる


音楽愛故の誇りをもって挑んでるなと



「誰が読んでるんだよこれ・・・」みたいなサブカル雑誌で知って以来、数年
それでもドカンと売れそうで売れないのは
どこまでいっても言葉がちょっとズレてるからだと思う


その世の中から2、3歩ズレてしまってる感じが心地いいし
だから個人的に寂しくなれる、嬉しくなるんだけどね



ポップの可能性を日常の限界にまで広げてくれる一枚