重力と光

思い返してみれば、母親が病気になるまでは
自分は2年間全く家に帰ってなかったし
正直、帰るつもりもなかった



「うちの兄妹弟は他所と比べて仲がいいからねー」
と語る母の病室でみんなで爆笑できること
妹の作る味噌汁が、まんまタカハシ家の味になってたこと
父親とお互いハニカミ合いながらも話せるようになったこと
(呑むと同じこと何回も言うとこおれと一緒だな 笑)
弟が夢を叶えていくこと


あの頃から考えれば想像すら出来ないことばかりだ


それは一つ、何かがあったからでもあるけど
極論はやっぱりこの家族だったからだと思う



伊坂先生の作品に「最強の家族だ」みたいな台詞があった気がするけど
極限の中で見つけた普通ってのは「最強」なのかもしれないな
ですよね・・・最強の家族さん達よ



また柏に戻ります


もう諦められるだけの理由は十分に揃いました
でも、あと一つだけ諦められない理由がある
それだけの為にもう少しだけ続けさせてください



ただ一つの為だけに