beautiful ones

Suede, beautiful ones

学生の頃よりずっと好きだった、聴き続けてきた音楽が
目の前で現実になっていること
ライブとかリアルとか生とかちゃちな言葉では語れない
今までの時間と、散りばめてきた気持ちの全て結実した
本当の瞬間を目撃した


2時間くらいのライブの間、1時間40分以上は涙が止まらなかった



飛び跳ね、這いつくばって睨みつけ
年を重ねて尚、艶やかさを一切失わないハイトーンを歌うブレット
そして、挑むように次々に演奏される新曲を前にして
このバンドの再結成が自分たちの再現ではなく
これからへの挑戦であることを思いっ切り突きつけられ
震えが止まらなかった


世界中が「スウェード?懐かしいねぇ」と過去にし
スウェードも再結成したの?ハハッ」と笑おうと
この人たちは本気だ



大人になること、それは諦めることでも割り切ることでもなく
自分を続けていくことだと
彼らのプライドがいつも教えてくれる
いつまでも音楽をエンタテイメントに出来ない
世界一、不器用でストイックなオヤジ達が


スウェードを好きで良かったと思う