江頭美智留、松田裕子, Pure Soul ~君が僕を忘れても~
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2005/10/21
- メディア: DVD
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アパレル会社に勤める薫は
父の建設会社に勤めることになった浩介と出会う
幼き日に母に捨てられ人間不信になっていた浩介は
人を信じることの尊さを再び薫から教わり
やがて2人は結婚することになる
しかし薫は若年性アルツハイマーに冒され
新しい記憶から順に失い続けていく
結婚のことも、2人の想い出も・・・そして
名作中の名作ドラマって言われてる作品じゃないかな
韓国の「私の頭の中の消しゴム」の元になったことでも有名
半引きこもりだった学生時代にテレビで途中までは観てたんだけど
改めて最初から借りて、いろんな合間に全部鑑賞した
やっぱり人って自分の体験とか想い出にリンクするものに
胸を強く打たれるのかなと・・・実感しざるを得ない
去年から周りの人を病気で失ったり、今も闘病中の人がいるって現状には
この作品はヘヴィー過ぎた
人格が壊れてしまうんじゃないかと思うくらい涙が流れた
幸せも都合も綺麗事も押しつぶして行くような病気の進行
ドラマの中とはいえ、それが現実だからこそ
観ていて怖くて怖くて仕方がなかった
でも、記憶も精神も全てが失われ続けていくほどに
周りの人達の中に生き続ける想い出が
彼女へ優しさを返しに向かい続けること・・・
愛や心は残酷に全く勝てなくても
それでもただ、温かくて眩しいんだということ
「奇跡」って現象のように幸せが結実するわけでも
大逆転が叶うわけでもなく
想いが本当に意味を持つその瞬間のことなんじゃないかと思った
難病の社会的現実から
感染者と家族、関わる人達のあり方を
真摯に見つめ直した一作