一作

恩田陸, ライオンハート

ライオンハート (新潮文庫)

ライオンハート (新潮文庫)

17世紀ロンドン、19世紀シェルブール
20世紀パナマフロリダ・・・
運命と意識、約束に導かれるまま
生まれ変わりすれ違い
それでも何度も出会う二人の恋の物語



読書スピードが速めな自分には
時代の移動と展開の相互関係が
ちょっとわかりづらい部分も多かったけど
理解云々より浸れる一作だったように思います(また読み直すけど)


至極ロマンチックな話でありながら
結局はロマンを超えた部分に大切な想いを見つけ
最終章へと集約されていく・・・
演劇のような壮大さを以てして
2人の間の「恋」というシンプルを考えさせられた



恩田先生の作品は、上野バンド大嶋さんと妹の勧めで読み始めたんだけど
今ではすごく好きな作家さんですね