その全て真実

Mr. children, Any

Any

Any

大学生の頃、名古屋で一人暮らししてた自分は学校は全然行かず
バイトしてそのお金でCDを狂ったように買ったり
ビデオをレンタルして映画を貪るように見る生活をしてた
(あの頃はビデオだったんだよなー)



自堕落・・・いや、客観的にみれば堕落以外の何者でもないんだけど
あの頃はあの頃で変な意識の高さがあったというか
そうやって出会う音楽や映画の作品の中に
悶々と学生をしてる自分を変えてくれる奇跡みたいな瞬間を
人生が変わる出会いを求めてたんだよね



ただそんな瞬間は訪れるわけがないんだよ
なぜならそんな自分に人生が変わる資格なんてなかったから


あの頃好きで聴いていたものを
今改めて聴くとそれがよくわかる



感受って、作品がどうかって話よりも
感じる人間がどうかって部分の方が大きいんだと・・・
例えば本当に「変わる」というのは
奇跡じゃなくて必然からしか起こりえないんだと
今になってつくづく思う





この先何年、何十年生きられるのか
どうやって生きていくのかわからんけど
おそらく今、人生で一番音楽を感じられるタイミングにいるんだろう



うん、もう人生は変わらなくていい
でもこの人生でその一つ一つを死ぬほど愛したい