思春期からの生き残り

職場の女子大生の子が
「好きな人に頭を撫でられた」と言って喜んでいた


「おお、よかったね」ととりあえず応えながらも
モヤモヤしながら・・・


いろいろ思考駆け巡った挙句
おれは


「ちょっと待て、おかしくねえか?
恋人でも子供でもない相手の頭を平気で撫でれるってさ!
異性に触れたくても触れられない・・・そんな気持ちが明日の想いを大きくしたり
世の中のラブソングとして唄われてきたってもんじゃないのかい?
少なくとも、おれはそんな思春期を抹殺したような生き方はできねえな
ボディタッチをスキルとして発動できるそのファッキンチャラ男と違ってな!!」




・・・という言葉を呑み込んで
オルタナティヴ男子を悶々と生き続けるのであった