一冊

提督の決断3 兵器FILE

提督の決断3 兵器FILE (キャラクターファイルシリーズ)

自分のトイレでの愛読書

ゲームの攻略本的扱いでありながら
ゲームに使えるデータ集は２０ページくらいしかなくｗ
ほとんどが太平洋戦争時の兵器のリアルな情報や戦史
日米の戦闘能力の比較などでで埋まっている
振り切れてるくらいマニアックな一冊

大艦巨砲主義に懸けていた当時の大日本帝国は
大和を初めとした大型戦艦や、その時代遅れが故の敗北ばかりで認識されがちだけど
その陰で改良に改良を重ね続けた航空機なんかは
時代を追うよう続く試行錯誤の道のりで、本当に興味深い

ほとんど日本の意地みたいな戦いだったけど
それは兵器の理想を形にしきれない技術や資源のジレンマにも随所に現れている

無双シリーズとかでイケメンやコミカルさを用いて
世に歴史ブームを生んだのも光栄が果たした快挙だろうけど
「知ってるが故におもしろい部分」、「踏み込むほどに学べること」
根にあった史実に真摯であることは、いつまでも忘れて欲しくないなと思ってしまう