讃美歌

讃美歌I

讃美歌I

一時期、地下鉄に毒ガスを撒き散らした某教団のこと・・・信者さん達の内面のこと興味を持ち、その関係の本ばかり読んだり動画を見続けていた頃があった。


日々、修行や施設の作業ばかりしている何も知らない組織の末端の信者達は、社会に馴染めなくて世の中を信じられなくて、何なら家族とすら決別してそこに辿り着いた人も多くて、同じように感じている仲間がいたことが嬉しかったり、やっと見つけたそこを居場所のように感じていたらしい。


教祖や一部の人が企み犯した罪は被害者の方はもちろんだけど、そんな人たちのやっと見つけた安らぎさえ奪ったのだと思うと怒りを幾重にも覚える。
責められて当然だし裁きは受けるべきだ。


ただ、その陰に属し慎ましく過ごして来た人たちがいると思うと、根こそぎ晒されてサンドバッグみたいに誰も彼もに適当な言葉で全てを否定され続けている状態が必ずしも健全だとも思えない。


ファンを抱えるアイドル、バンドもそう。何も知らずに信じて来た人たちもまた被害者。



どうしてみんな根こそぎ批判出来るんだ。そんな瞬発力で。