一作

小中千昭, serial experiments lain

serial experiments lain TV-BOX [DVD]

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その筋の人からすれば「うわ、出た」って感じかやw
カルト的な人気を誇るとまで言われる名作
今日もバンド内もう一人のヲタ、ミズキ君と語ってました


とは言っても自分は当時も今もこの作品はあまり好きじゃない


どの場面や展開も
「深さ」というより「難解さ」ばかりを描いてるように感じてしまって・・・
そして観てる人の不快さに訴えかけるようなスタイルも好めない
エヴァなあの時代以降この手の作法は本当多いんだが


それでも最終話は何度観ても胸に迫るものがある
リアルワールドでもワイヤード(電脳世界)でもなく
自分が何を出来たか出来るかでもなく
「私はいつもそこに居る」という存在の結論を導き出す
散々にペラペラでベタベタにエグかった混迷の果てなので
余計にその単純な答えが温かい


そう言えば、あの「電脳コイル」はヴァーチャルやネットという外部のそれを
どう認識するのかって話だった
lainはその逆でどう認識されるのか、そしてどう自覚するのかって話だった
どちらもたくさんの問題を提示しながらも
決して否定的な答えに終始しなかったことが素晴らしいと思います


絵はもの凄くめちゃくちゃ好きだなー
今まで数多くの作品を観てきたけど断トツでトップと言ってもいい