北条氏政

いつの時代もいるんだよな・・・理解不明な次元まで意地になって
徹底抗戦するやつ。


莫大なお金とか人の命が懸かってるのに
勝ち負けじゃないところに美徳を求めるやつ。


情報の全てがアナログな時代でも丸わかりなくらい
圧倒的劣勢でも最期まで戦うことを選ぶ武士。
定職に就いても夢は追えるのに
なぜかリスクを抱いて物語を遂げようとするフリーター・・・



史実では上洛する旨を秀吉に伝えていたので
北条氏政は徹底抗戦派ではなかったと言われているけど
(それでも因縁つけられて滅ぼされたけど)
真田丸における氏政の描かれ方は僕はとても好きだった。


家の為でも未来の為でも、大勢に甘んじるという身の振り方が
どうしてもアホ臭かったんだろう。


誇りを守るということはどういうことなのか。
生き延び、名を残すことなのか・・・それともその名を華と散らすことなのか。
その辺はこのドラマの一つの命題な気がする。



「空よりきたり 空に帰れば」と詠い自害したといわれる北条氏政


真田丸を観始めて半年、今のところ一番共感した登場人物だった。