翼とは

「飛べなくても不安じゃない 地面は続いてるんだ
好きな場所へ行こう 君ならそれが出来る」


というピロウズの歌詞が好きで
いろんなことがなかなか上手くいかなくて挫けそうな時は
彼の曲を聴く事にしている。



今年も恒例の48G総選挙が終わった。
推しメンやグループの結果に思うところもあるが
それはまた改めて書くとして。
(まあ来年くらいにな!)


・・・いやこの1日が、漂う世間のまだやるのか感の中で
それでもこんなにメンバーとオタク
そして偶然目にするかもしれない人にとっての一大イベントであり
それぞれの人生の転機に成り得続ける事の面白さと
重さを、改めて感じた年だった。



どれだけチートポテンシャルで新人が現れても
煮詰まりまくったオタクにはそう簡単に認めてもらえない。
若者や新規が入りづらくなり力が及ばなくなったこの界隈は
(間違いなく良くない事だとは思うけど)
良くも悪くも本当に推される理由を積み上げて来た人しか評価されない。


誰が見ても超絶アイドルルックな向井地でも上位に食い込むのに3年かかった。
地道にオルタナな自力を信じ続けてきた高橋朱里は5年かかった。



素質が及ばず選ばれないのかもしれない
むしろ努力しても夢は叶わないのかもしれない
でも、それでも続ける事でしか触れることの出来ない結果は確かに存在する。
翼を持たぬものにしか、歩めない距離に。


君ならそれが出来る。
そして、君にしかそれは出来ない。



いろんな人がお金や時間、人生を捧げ続けて来て育ったこの文化は
どこまで広大になり肥沃になって食み出そうと、あらゆる方向に極端になろうと
だからこそ焦点の熱を高め続けられるのかもしれない。