HANA

やっと陽を浴びて開いた花びら
定められたイロでこの世に映え
喜ばしいことに見せびらかす価値もない
首をもたげて風に吹かれるよ


せめて舞い散る花粉の行く先が
誰のココロに触れようと
それを愛と呼びたい


誰も穢れた土の上に生きて
どうせ何も理解できない内に枯れ果てるんだから