遠路

バンドの合同呑み


ある程度の歳なってくると
バイトでもバンドでも周りが歳下ばかりになってくる
かつて先輩達ばかりの中で揉まれて無邪気にはしゃいどった頃を思うと
不思議な気持ちになる


あの頃先輩達がおれに与えてくれたようなものを
おれは後輩達に少しでも伝えられているだろうか



時の流ればかりを感じる
それが悪いことばかりじゃないけど
焼け付くような熱を持つのは
焦りや追憶や
そんなものばかりのような気がしている