Primal Scream, Walking with the beast
- アーティスト: Primal Scream
- 出版社/メーカー: Ingrooves
- 発売日: 2013/05/14
- メディア: CD
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音楽と精神の関係性には傾向があるように思える。
想像に基いて生まれたり築かれていくものこそ文化なら
暮らしの違いでそれぞれの色に染まって当然で。
ボビー・ギレスピーが昔、音楽雑誌のインタビューで
「イギリスでは今も階級制度の名残が残っていて
労働階級の地に生まれてしまった人が特別な人生を送る為には
音楽かサッカーで成功するしかない。
屈辱だった時期を忘れないし、今も国と戦っている気持ちでいる」
と語っていたし、最近のインタビューでも
「みんな寝てるのか?麻薬を嗅がされてるのか?
現在のアートには反抗の感性が全く感じられない」
と苦言を呈していた。
ある種のUKロックの持つ深さが好きだ。
へヴィーな音による鼓膜の気持ち良さではなく
内臓ごと連れて行くぞみたいな深いグルーヴがたまらない。
ボビーの語っていた現実覆そうぜ感が正にこれなのかと思うと
泣けるほどエクスタシーなんだが・・・
先日、ケーブルテレビの世界の街を紹介するって番組で
(バラエティ番組は観ないけどこういうのはめっちゃ観る)
イギリス、労働階級地区マンチェスターが特集されていた。
繁華街を進むカメラ、そこに映された中年のオジさんが一言
「昼の休憩中にはパブでビールを呑んじゃったりして毎日なかなか楽しく働いてるよっ!」
・・・え?