尾崎豊が缶コーヒーを100円玉で買える温もりと唄っていたように
現代には60円台で買える爽快がある
ガリガリ君
夏になるとほぼ毎日のようにガリガリ君だけを手に
コンビニのレジに並ぶことになる
今年もその季節が近づいてきたのだが
ちょっと困ったことが起きた
近所のコンビニにとてもカワイイ女の子が
新人として採用されてしまったのだ
しかも、よりによっておれのアイスタイムにレジを担当していることが多い
ガリガリ君だけを買うことなんて出来んだろ・・・!
いや、これはワンチャン狙ってるというわけではなく
カワイイ女の子が生きるその世界の
文化水準を守りたいとかそういう義務感なんです
歌詞を書く用のルーズリーフの予備を手に
もう片方の手にガリガリ君を握りおれはレジに訪れる
彼女が生きる現実と言う名のファンタジーに住む
一人の詩人として成る為に
その迸る情熱をほんのひと時冷ますために
ガリガリ君が必要なのさ