血と瞬間

村上春樹先生は神宮球場でヤクルト戦のデイゲームを観ながら
ふと「僕には小説が書ける」と思ったらしい


自分は別段春樹信者でもないのだけど
このエピソードが好きで
神宮球場の近くに住む元恋人の地元を訪れたとき
近辺の写真を夢中で撮りまくった
・・・いや、特にハルキストではないのだけどね


春樹先生に限らず有名無名を問わず
小説家の「書く」と思った瞬間のエピソードには
すてきなものが多くて憧れていた


そして自分にもいつかそんなファンタジックな瞬間が
然りげ無く訪れると信じて止まなかったのだが・・・


それが、ある日一緒に居た女性がいきなり吐血して
その鮮血を見た瞬間になるとは思わなかった



売れたいとは思ってないけど
認められないはずはないと思ってるから
その時の為に違うエピソードを考えておかないとまずいだろうな