君の名前は私にとって 優しさと同じ

熊木杏里, 君の名前

風と凪

風と凪

ベスト盤というと、レコ会社移籍の際の契約枚数消化や
最後の稼ぎの手・・・などなど
どうしてもマイナスイメージがついてまわる


このアルバムの後、熊木嬢はメジャーから一時フリーに戻ったって事実も含め考えれば
おそらくその例に漏れない事情で世に出た作品なんだろうけど



これは素晴らしい
素晴らしくてしょうがない
実際、熊木嬢の作品の中から一枚お勧めを選べと言われたら
ベスト、オリジナルの垣根をぶっ飛ばしてこれを選べるくらいのレベル


事情がどうであれ、アーティストや関わった人たちに
愛されて喜ばれて世に出た作品なんだなというのがしみじみ伝わってくる



まず一曲目が「春の風」なのは納得として
二曲目、三曲目の「遠笛」「時の列車」って流れなんて
全く想像だに出来んかったわ
あえて曲目を見ずに聴いた初聴きの時の衝撃と言ったら・・・


確かにシングル中心のベストにはなってるけど
一曲一曲が思い入れで選ばれ、曲順と展開を改めて組むことで
新しい作品と成れるように丁寧に考えて作ったんだろうなと思う


移り変わってきたスタイルや感性の中を
縦横無尽に駆け抜ける
それでも一筋の風のような一作




話は変わるけど、年末に熊木嬢のライブがあるんだけど
先行申し込むのすっかり忘れてた・・・凹む


一般がほんと負けられない戦いになるわ


せっかくのホールライブなので2枚取って誰か誘おうかなと思ってたが
これ日程12月24日かよ・・・それは試されるなw