ワンピース

尾田栄一郎, ONE PIECE

ONE PIECE 74 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 74 (ジャンプコミックス)

生きることは感じたことを
本当にしていくことだと思ってる


少なくとも僕はずっとそう思ってきた




職場の同僚が引っ越すと言うことで
荷物を少しでも減らす為に今、ワンピースを預かってる
まあ預かってそれだけってのもアレなので
久しぶりに読んでみるんだけど


これがなかなか面白いし、グッと来る部分があるんですよ


こんなに世界広げて登場人物増やしてどうすんだよって思うんだけど
それが思わぬところで展開したり回収されて行ったりして
少なくとも、続いていく先に飽きない



でも、なぜか読書メーターには絶対載せたくないし
人にワンピースを読んでることを言いたくない


最初は「有名でみんなが好きなものを同じように好きと言いたくない」
って気持ちがあったんだろうけど
今はどうやら違う気がしてきた
(なんせおれはみんなが好きなSKE好きを公言しまくってる)



多分おれはワンピースが嫌いだったんじゃなくて
ワンピースを好きだと口にしてる人が嫌いだったんだろう


もちろん全員が全員ってわけじゃないんだけど
これだけ売れてるとそもそも絶対数が多すぎて
残念な人間も多発する


仲間の絆がどうとか夢を追う心がどうとかで
「泣けた!」とか「心に響いた!」みたいに口にする人が
次の日には全て忘れたかのように
あいつムカつくだの学校や仕事がたりーだの言ってたりする


この感じたことに対する粗末さに
自分は心底、嫌悪感を抱いてしまう
「君もワンピース好きなの?」って共有したくないし
されたくもない



所詮マンガ、エンタテイメントってのはあると思うし
自分がそちら側の表現に生きる人間だから肩入れしてる部分ってのはあると思う
でも、これって全てに当て嵌まることなんじゃないのかな
日常の中で感じたあらゆること


それこそ感動したことや嬉しかったこと
悲しかったことや、孤独だった時間
一つ一つの感じたことがそれから先の未来を支えてくれる


そして、支えられる為に
僕達は試され続けなきゃいけないんじゃないんですかね?


毎日本当にいろんなことがあるけれど
僕の今までは、今のことを絶対に雑には扱えないですよ




別に夢を追うことが全てじゃない
海賊王を目指せなくてもいい
でも、何かを誰かと追いかけることの
眩しさや温かさを知ってる人間として
相応しくありたいから



ワンピース、読めてよかったと思ってる
(ここだから書きます 笑)


感じたことを本当にする為に
明日からもっと強くなる