メロディア

雨が弾ける瞬間のランダムの音階を集めて
切ないメロディーを探る一人きりの夜の為に


覚えている君の声が求める言葉を教えてくれる
僕の内側で音楽が鳴る


駆け抜ける時間の真ん中で
立ち止まって耳を澄ませる
聞こえないだけの聞こえそうなものが
本当のことに思えて
思い出と想像の君が僕の全てだったとしても
この命は美しく泣く



音もなく昇っていく太陽静けさに映えた月のように
言えなかった言葉だけが鈍く光り続けている


忘れられない君の影が繰り返す旋律に伸びてく
そして音楽は永遠になる


ありふれた毎日にぼやけて
見失いそうになる今日を
かすかに聴こえる音だけ頼りに
ずっと探し続けてた
思い出と想像の黙ってそこにいるだけで
何て素敵だろうこの人生は


駆け抜ける時間の真ん中で
立ち止まって耳を澄ませる
聞こえないだけの聞こえないものが
本当のことに思えて
思い出と想像の君が僕の全てだったとしても
この命は美しく泣く


この音楽は美しく鳴る