彼岸

ピリオドを連打して終わったつもりの穴だらけの日々
隙間風が僕の中に吹きすさぶ
真っすぐもズルいことも何もかも間違って思えて
言い訳で何とか正された


底冷えの焦げ付きの味だけを舐めて
勇気のない負け犬で耐え抜くから
そばにいてくれないか


眩しさの中では目を細め薄闇をずっと探してばかり
相応しい希望など用意されてないさ
自分らしさとか僕すら救わない
無様な姿で這いつくばって進みたい


次々に差し替えた銀歯で噛みしめ
偽物の感触を変わったと嘆くのは
やめにしないか


ありふれた絶望の自分を愛して
勇気のない負け犬で生き延びるから
そばにいてくれないか