夜に沈む桜は桃色の夢を見るのかい
限られてる時間を咲き続ける程に
沈黙に責められて
言葉にすれば間違ってしまいそうな短い季節に
瞳の黒を闇に変えてやっと映せる星に願いを
人知れず
影も形もないくらい光になって
駆け抜けてきた希望を
君だけが見つけてしまったんだ
花をそっと広げてくれたのは君が秘め続けた空白さ
刹那がそして切ないままでも僕らは燃え尽きる
銀河の外れをはぐれそうに廻り続けてる星のように
止まれなくて
一瞬と永久の狭間で濁りながら未来を今日にしてしまう
だけどまだ明日を探している
遠近法が狂ってやっと正しくなれる距離で
夜に沈む桜の夢のように
瞳の闇を宇宙に変えた君だけに灯る星に願いを
いつまでも
影も形もないくらい光と踊り
駆け抜けていく希望を
一瞬に永久に抱いて