モダンエイジ - 衛星航路

職場に毎朝６時の開店と同時に小学生の女の子２人組みがご来店され
２００円前後のパンと３００円くらいするスープをテイクアウトで購入される。

そして、夕方の帰宅時間帯には再び来店して
またパンとスープを今度はイートインで・・・

彼女達は１日で一体幾ら使ってるのかという話にもなるし
財布から平気で５０００円、１００００円札が飛び出してくる辺りも
生活の程を勘繰ってしまう。

僕が小学生の頃はお小遣いなんて月に数百円のレベルで
当時１００円だった缶ジュース１本買うのに
脳の神経が焼き切れそうなくらい悩んだ覚えがある。今も熱いさ、そこが。

かといってこのボンボンが・・・と否定する気にもなれない。
どちらかと言うと応援したくなる。

声援だろうと金銭であろうと何かを賭して応援してくれる人がいるだけで
応援されるだけの自分という価値を確立してくれる。

朝５、６時から登校する常軌を逸してる小学生にはきっと
その挑戦を後押ししてくれる力も
背負ってしまうプレッシャーも存在するのだろう。

寒い朝から寒い夕方まで戦い続けなければいけない小さなハートは
小さなカップのコーンスープで温め切れるのだろうか。

僕と言えば、今も１００円のジュースでショートしそうになった頭が
世界への復讐という熱を守ってくれているよ。