A Design For Life

Everything Must Go

Everything Must Go

来日しているマニックスがEverything Must Goの
完全再現ライブを演っているらしい。


リッチー期の信者の僕からすればスレスレのラインで
作品のあの趣旨としては愛せるけど
曲によっては好き嫌い分かれ始めた時期かな。



リッチー期のマニックスはあれだけ尖りきってても
ジェームスの歌唱力を含めた
スタイルにそぐわない圧倒的な演奏力のアンバランスが
バンドを特別にしていた。


バンドにシリアスと混沌を落とし込んでいたリッチーを失い
その種の「特別」でなくなってしまった瞬間を収めたのが
この作品で、リアルタイムに生み出した意義と
記録の切実さとしては正に必然の存在だとは思うのだけど
再現とはどうなのか・・・



アルバム再現ライブって例外なく惹かれるんだが
作品が深刻な生まれであればあるほど
気軽な体験であってはならぬと思ってしまうし
そもそも、本人から提示されたくない。


頑な過ぎていろいろと見逃していきそうだよリッチー。