黒鳥の血の海

やっと選ばれた主役の座で白鳥と黒鳥の演じ分けに苦しみ
役を演じきれない焦りや周りの人達からの嫉み
抑えきれない猜疑心に育てられた自身の中の負の尖りが
遂に主人公を黒鳥として覚醒させる。


ストイックと狂気が次元を超えて羽ばたくまでの一作。



ダーレン・アロノフスキー監督の作品はどれも
最後には次元を超えて羽ばたくな・・・(笑)


題材を突き詰めたら、キャラの生き方を徹底したら
最期には羽ばたくしかないのだろう。


一つの事を抱き締め続けて生きるには社会には柵が多すぎる。