フォーエバーラブ

人生なんて世の中なんてそう簡単に変わりゃしないよ・・・と思ってる僕は
魔法や夢が可能になったり、ドマチックが止まらない作品より
「ああ、やっぱりそうなるよね」のような作品がしっくり来る。

その特に何も変わらなかった感に何かを感じることに
映画を観ることの醍醐味すら感じてる。

「ああ、忘れられなかった相手に邂逅してモヤモヤする的な話か」
というパッケージのあらすじからの先入観は
じわじわ張られた伏線からの大きな仕掛けで全部覆った。

驚く泣ける・・・という以上に「え？」という反応が正直な所。
ある意味ハッピーエンドだが、ハッピーなエンドの全てが幸せでないと知る。

壮大な仕掛けが単なるギミックに感じないのは
役者の力によるものなのかもしれない。デンマークの俳優さんは演技力が高すぎる。
あとマッツ・ミケルセンがやっぱりかっこいい。

摂理を、条理を超える為の愛の形を探す人々の物語。