永遠の共生

荻原浩, 月の上の観覧車

月の上の観覧車 (新潮文庫)

月の上の観覧車 (新潮文庫)

死や別離・・・そのほとんどは悲しみだとして
でも、後に続く膨大な時間に問いかけてくるのは
語りかけてくるのは
別れの事実以上に、それまでの時間なのかもしれない



想い出は美化されると言うけど
美しかったと気付けるのは、想い出に存在する相手が
すてきな人だった事


姿形以上に、言葉以上に
想いは時を超えて染み渡り続ける
それもまた不在



自分が信じていたかったことに何度も触れて
温かい涙が流れた一作


貸してくれたおくこさんに心底の感謝を



2014年、「天元突破グレンラガン」と並んでの
一作オブザイヤー