- 作者: 大崎善生
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2014/04/04
- メディア: 文庫
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どう生きたかという現象は何の意味を持つのか
19歳までに死ぬという強迫観念に憑かれた少女や
幼き日の家族での幸せを再び手に入れるために
自分の家庭を意識していく男性
かつて共に暮らし、姿を消した家出少女を忘れられないまま
記憶を手繰り続けながら大人になってしまうこと
それぞれの命の価値に違いはあるのか
生き方に是非は存在するのか
大崎先生の作品にはいつも曖昧な死生観のそこで
ジリジリ焦がされる
おくこさんに借りた一冊
遺された人や、残った想いに迫る問いと
未来へと生き続ける切なさの一作