天門, 夢

当初は「星追いってこんな風に演ってます☆」くらいの
バンド、スタジオ紹介くらいに考えていた映像が
鬼才アイカワ君の手によって完全に一つの作品になった


これは目が醒める誤算というか
クリエイティブであるということはどういうことなのか
改めて、いい意味で感じ入った


アイカワ君に感謝と全ての信頼を



これはこれで一つの作品になったということで
恐らく楽曲「星追い」はフルアルバムリリースくらいまでは
改めて形にされることはないと思うので(笑)
個人的なライナーノーツのようなことを書こうと思うのだけど




パッと聴いて気付けたら天才かヲタクだと思うのだけど
この曲は「秒速5センチメートル」のコスモナウトで
太陽系外探索船が打ち上げられた時に貴樹君が心の中で口にする


「それは、本当に、想像を絶するくらい、孤独な旅であるはずだ
本当の暗闇の中をただひ­たむきに
ひとつの水素原子にさえ、めったに出会うこともなく」


という台詞に影響を受けて書かれた作品です


・・・というより、この言葉自体が作品や貴樹君
想いを連れて生きるという人生の宿命を象徴しているような気がして
耳にした瞬間からずっとその想像と観念に取り憑かれてきたので


バンドのテーマソングを作ろうという話になった時に
そのオマージュであり昇華であり、共感に焼き出された刻印を
ここで形にしたかったと思って作りました



新海信者ってわけでもないけど(おれは高柳信者なので)
新海監督の作品からの影響は本当に大きいですね


それはアーティストとしてとかクリエーター的な部分だけではなく
生きること、生きることが続いていく
続いてしまうことの温度な場面で