感性と感性

山崎ナオコーラ, ニキの屈辱

感性を感性と捉えて生きている人は
どのくらいいるんだろう
それが為しえる事と
作用してしまうことを意識して生きてる人は
どのくらいいるんだろう



違う社会へ共通言語で語り続けるような恋愛も酷だけど
同じ世界で影響し合うような
意識を超えて凌ぎ合ってしまうような関係の愛は残酷だ


おくこさんから借りた一冊
芸術家同士の恋愛を描いた一作


事実の恋や愛以上にきめ細かさを描いてしまう
尖ってしまった感性同士の関係と影響が
自分は、正直怖いと思った



漠然としたもので人は諦めることも
追求し続けることも出来る


そこには繋がりも別れも
結婚も離婚も優越も屈辱も存在する