忘れるものかこの一分一秒を

My Chemical Romance, WELCOME TO THE BLACK PARADE

自分にとっての最高のMAD
この先、これを超えるものは作られることは
ないんじゃないのかとさえ思ってる

テンポやリズムと絵や展開のシンクロ
その技術のレベルの高さは言うまでもがな
場面的に美味しい部分と、作品にとっての大切なテーマの
ストーリーの進行の中での挟み具合が絶妙すぎる
アニメを組みなおすつもりで作ってるレベル

更にすごいと思ったのはこの選曲
マイケミのブラックパレード・・・
この曲も、別れや喪失を抱えそれでも進んでいくという
自分の誓いがテーマになっている

便宜的にいいメロでドラマチックな曲を使って
それが単純にアニメと合っていて素晴らしい作品ももちろん存在する
でも、込められたものを同じとする二つの作品同士を結びつけることで
改めて一つのテーマに挑むことも出来る

MADという形と表現のある種の極限を見た気がする

そして、喪失を抱えたり想い出から強くなるような
人やキャラや音楽が
世界中にこうして同じように存在していること
自分を信じて戦い続ける心が
そこで今日も、燃え続けているだろう事実を知る心地になる

ジワジワ熱くなる胸や目頭やおれの信念が

何だかんだ世界は美しい

これはずっと僕の持論であり、恐らく結論でもあると思う