終わらないこの夢に

LUNA SEA, The End of the Dream

分かり合うという言葉があるけど
どれだけ分かり合えたもの同士でも
恋人や肉親、心底信頼できる相手でも
それとこれとは話が別で共有できないものもある

例えば食べ物の好き嫌い
好きな音楽の嗜好、タイプの異性など・・・
違うことこそが人間のそれぞれ
みんな違ってみんな良いとさえ割り切られてる世の中だけど

でも、相手がその何かや誰かを好きな気持ち
惹かれてる理由を自分も分かれた時ってのは
それはそれで更に幸せだと思うし
何というか、感じるもの二乗だなと思った

先日ルナシーのライブを観に行った時
終演後、ベースのJさんが客席にいた男の子へおいでおいでして直接ピックを渡し
渡された男の子が感動で号泣してお母さんと抱き合うという場面があった

彼に対してはストレートなオイオイ系のミュージシャンってイメージしかなかったんだけど
正にその通りのストレートで、でも、その直線が届けたいものは
単なる轟音やカッコいいステージングだけじゃなく
こんなに人間らしい想い
本当の意味でのロックだったんだな

男気どころじゃない炎の優しさ
バンドマンという大人の見本のような人だった

今回のライブは職場のナムラさんがチケットを譲ってくれたから行けたのだけど
彼女があんなにJさんに惹かれる理由が分かった気がしたな
後日、職場で語ってるときも思い出してゾクゾクしたもん

いつかソロも観て見たい（その前に久しぶりに井上先生見たいけど・・・）