月明かりでも探れないほど
未来はどうせ不確かな夢
不安に泣き喚く豚の中で
独り黙って見上げる狼は
星座や神話や幻の
形のない約束のない真実の
遠吠えを聞いてる
静か過ぎる本当の
雨の中で探せないほど
今日もどうせ不確かな夢
びしょ濡れに怒る豚の中で
独り黙って見上げる狼は
冷たくて透明な水滴の
その先の形のない悲しみの
遠吠えを聞いてる
切ないはずの本当の
馴れ合いで出来た王国から
追放された獣の独りは
正しいはずの旅路を歩む
どこまでも行くよ
星座や神話や幻の
形のない約束のない真実へ
遠吠えを始める
静か過ぎる本当を
本当にするために