ファーストデイ

毎月1日、ファーストデイは映画が一律1000円ということもあって
なるべくこの日に新作の映画は纏めて観ることにしてる
一日通して、大体3〜5作かな


毎月1日に必ずタカハシさんは休みを取るので、この話は職場でも有名で(笑)
「どれがよかったですか?」
みたいなことをよく聞かれたりするし
メモ程度に書くツイッターの感想を参考にしてくださる方もいるので
改めて毎月、ここに加筆、修正して纏めておこうかなと思った


今月は3作




清洲会議

清洲会議」おもしろかった。でもあの舞台以前の経緯とか人間関係の説明が一切ないので
やっぱりある程度の知識がないと理解出来ない感情とか展開はあるかと・・・


設定は史実、ニュアンスはコメディータッチってとこに三谷歴史作品の持ち味「人間味」を感じる
武士語で進んでいきながら、おもしろポイントだけ現代語でサラッと落としてくるのもツボ
個人的には笑えたのは柴田勝家の「聞いた?」(笑)


しかし佐藤浩市という俳優の使い勝手の良さには唸るばかり




夢と狂気の王国

ジブリとそこに生きる人達のドキュメント作品「夢と狂気の王国」観た。
睡眠導入剤を飲まないと眠れないほど、現を夢と生きる宮崎駿という人間がただただ巨人過ぎる
それは矛盾も必要も宿命も受け止めて尚続けていくという狂気の道のり


難航してた風立ちぬの二郎さんの声優選びが
「もういっそこのこと庵野にやらせてみるとかワッハッハッ!」
庵野いいねぇ!その案ちょっとおれ乗り気だなあヘヘヘッ!」
と宮崎、鈴木氏二人だけの爆笑と勢いだけで決まってしまい
周りの関係者達が呆然と置き去りにされてる場面がかなりおもしろかった


社会との葛藤や、自分や他人からのプレッシャーと戦いながら
それでも日々に夢中な大人たちがそこにはいた


この作品はもう一回観に行きたい




かぐや姫の物語

かぐや姫の物語」観た。昔から今まで語り継がれてきた幻想的な物語を
昔も今も変わらない人と人の世の切なさをもって描き直した
新訳竹取物語といった感じだった


かぐや姫とおじいさんおばあさんの心の移り行きとすれ違い
貧富、身分の差も存在する地球の暮らしという現実・・・
映画のキャッチコピーである「姫の犯した、罪と罰」の解釈は
観た人にかなり委ねられてるなと思った