一作

東野圭吾, 予知夢

予知夢 (文春文庫)

予知夢 (文春文庫)

自分は、物語や出来事が展開したり解決したりするものよりも
何でもないような日常や時間の流れの中で
微妙なニュアンスで移り行く
心や感情・・・といった曖昧な表現
それで描かれたような作品を好んで読む傾向があった



久しぶりに解りやすいくらいのミステリー作品を読んだけど
・・・おもしろかったなw
先が気になって、事件の真相が気になってついつい読み進めてしまった


単なるトリックや辻褄合わせじゃなく
事件の動機からからくりに至るまで
全てに人間由来の関係や思惑や因果という要因が絡んでくるのが
東野先生クオリティーなのだろうか



先日の打ち上げで話題に上がっていた
「売れてる音楽にクソは多いけど、売れててる作家にクオリティの低いものはあまりない」
という話題を思い出した