愛だの夢だの言ってるヤツが 失敗すんのはなぜだ

毛皮のマリーズ, 人間不信

Gloomy

Gloomy


毛皮のマリーズ解散ライブを日本武道館に観に行ってきた


彼らの音楽は、結局この国の音楽シーンを変えるにまで至らなかったし
むしろ武道館の空気さえ掴みきれてなかったように思えた
自分達が抱えたり自身に問い掛けて来たものが
最後まで己の内で完結して終わっていくという印象を受けた
・・・でもそれがよかったんじゃなかったと



刺すぞ!とか死ね!とか唄ってる曲さえ感傷的に聴こえるのは
やはり志磨さんの人間臭さありきのバンドだったからなんだろろうし


これは、ノッたり踊れたりしちゃう器用なオーディエンスじゃなくて
それを人生に支障が出ちゃうくらい強く抱きしめてしまう
個人と個人と個人の為の音楽なんだろうから





地方から住む家も決めず身一つで上京してきたり
メンバーの本気度を試す為に包丁持ってスタジオ行ったり
偉い人に「バンドは繋がりだ」「付き合いだ」とか言われて逆ギレして
ワンマンライブやったらお客さん一人とか・・・


自分は志磨遼平という人間と同じような境遇で共感したり
自分では到底出来ない振り切れた行動力や感性に憧れていたんだなと思った